体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春
23/7/1(土)~23/11/20(月)
角川武蔵野ミュージアム
![](/shared/materials/348132b5-2809-4854-8b98-2eeeb9fc1469/origin.jpg)
第1章展示風景
昨年2022年は、考古学者のハワード・カーターが1922年にツタンカーメンの王墓を発見してから100年という記念の年でした。ピラミッドと古代エジプト文明は今も様々な研究、発掘がされ、新しい発見も相次いでいます。本展覧会では、世界で最も有名な王の一人であるツタンカーメンに迫ります。
展覧会のコンセプトは「HISTORYはSTORYだ!」。歴史(HISTORY)の中には物語(STORY)があるという考えに基づき、3000余年前の歴史上の人物として捉えがちなツタンカーメンを、生身の人間として捉え、その時代にどう生きて何を思ったかを豊かに想像できる展示空間を創出します。
ツタンカーメンは、父・アクエンアテンの後をわずか8~9歳で継ぎ、19歳で亡くなったとされています。彼が王・ファラオとして即位した期間は、人生の中で青春と呼ばれる期間に重なります。青春時代を王として過ごした若きファラオの短い生涯は一体どのようなものだったのか。
その時代を生きた生身の人間であることを根底に置き、少年王の生き様と物語を、精緻な複製品の数々と最新デジタル技術の融合によって追体験します。これまでの100年で行われてきた美術展示とは一線を画す101年目のツタンカーメン展は、彼の新しい100年の1歩目として、歴史とテクノロジーを融合させた体感型の展覧会となります。