井田幸昌展 Panta Rhei|パンタ・レイ―世界が存在する限り
23/9/30(土)~23/12/3(日)
京都市京セラ美術館(京都市美術館)

井田幸昌にとって初めてとなる国内美術館での展覧会「Panta Rhei|パンタ・レイ―世界が存在する限り」を開催する。本展覧会は、2023年7月22日から故郷である米子市美術館、9月30日から京都市京セラ美術館で開催される巡回展だ。
井田は、これまで「一期一会」をテーマとし、絵画作品を中心に制作してきた。移りゆく時のなかで存在する様々なもの・こと・ひとの存在。それらの関係性なくしてこの世界は成り立たない。今、私たちが此所に存在し、ときに出会うことのできる奇跡。その一つ一つを拾い集め、自身の感じたリアリティを日々、画面に残している。
本展では、国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々綴る “End of today” シリーズ、そして最新の作品までを一堂に展示する。
展示する作品群は、井田の生きた軌跡でもある。点から線へ、線から面へと広がり、さらに過去から未来への流れとなる井田の「変わり続けるもの」また「変わらないもの」を同時に感じていただけるだろう。この時、この場所でしか出会えない力強い井田の芸術をご堪能いただける機会になれば幸いである。