〈川越の美術家たち〉中村一美展
23/10/21(土)~23/12/10(日)
川越市立美術館

抽象的な絵画を色鮮やかに描く中村一美(なかむらかずみ/1956年-)はアジア、アメリカをはじめ国内外を問わず活躍する画家だ。中村は千葉県に生まれ、東京藝術大学で戦後アメリカの抽象表現主義絵画を理論面から研究しましたが、同大大学院では油絵を専攻し、1980年代初頭から本格的に絵画制作を始める。
これまで数々の展覧会に出品するほか、主な個展をセゾン現代美術館(1999年)、いわき市立美術館(2002年)、国立新美術館(2014年)で開催し、2015年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。一方で、後進の指導にもあたり現在は多摩美術大学教授を務めている。
本展は〈存在の鳥〉、〈破庵〉、〈聖〉の3つの作品シリーズから、近作および新作を紹介する。現代絵画の最前線で活躍する中村の鮮烈な色彩とエネルギーあふれる作品を、かつて20年以上居住していたゆかりの地、川越でご覧いただく絶好の機会である。