日本刀の装い 豊かなる刀装・刀装具と名刀展
23/10/28(土)~23/12/24(日)
刀剣博物館
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古来より刀剣類には、その目的に応じて様々な刀装・刀装具が製作されてきた。平安時代には律令制度の整備に伴い身分によって使用できる拵の様式が定められ、高位の公家は華麗な装飾が施された太刀拵を佩用し、近世以降でも太刀拵は贈答や献上などを目的に製作された。室町時代以後に広がった打刀は、江戸時代になると登城の際に脇指と組み合わせて黒蠟色鞘の大小として指すように定められ、また、江戸時代中期以降には町衆文化の影響もあり、螺細や色彩豊かな漆に加えて色金(合金類)が施された刀装が作られた。
本展では各時代の刀剣を彩った多様な形式の刀装・刀装具類と共に、それらを製作する工程や道具、技術などについても紹介。また、刀剣類は当館の所蔵品・寄託品の国指定文化財を中心に名品を展示いたしました、洗練された作品の数々を紹介する。