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狩野岳朗展「全と個」

24/1/5(金)~24/1/21(日)

NADiff Gallery

狩野岳朗は1975年群馬県生まれの画家。植物と人との境界を探るように、油絵の具を用いて抽象絵画を制作している。東京を拠点に名古屋や大阪、ドイツなどで展示を行う傍ら、イベントでのライブペインティングの機会も多く重ねている。また、ファッションブランド〈sneeuw〉とのコラボや、数多くの書物の装画を担当するなど幅広い分野で活動している。
絵を描く原点は木を描くことから始まったという狩野は、6年程前から近所の公園や自宅のベランダ、地元の自然や旅の途中でフィールドスケッチを行っている。主に樹木を対象として日常的に続けてきた《野外研究スケッチ》は、現在470枚にも及ぶ数となった。ルーペで細部を覗き込んだり、時には俯瞰的に捉えたり心象を重ねたりするなかで、次第に自身と木の間にある境は何なのか、木も人も地続きの生命ではないだろうかと思考を巡らす。スケッチを行う一方でキャンバスにも絵を起こしているが、その絵はより心象を帯び、思考のきっかけとなった超個体や構造主義の考え方を参考に、自身がなぜその行動をとるのか、表現のなかにある生物の意志とはなにかを探れないかと考える。これまでの展示や作品、その時々の思考や行動を立ち返り検証する研究者のような制作の裏側を持つ狩野。本展では、描き続けてきた《野外研究スケッチ》を一面に集約させて展示するほか、キャンバスに起こした絵画作品も展開する。また、会期中には鈴木いづみとの絵の実験を行うユニット・suddenlyと、カラトユカリと野内俊裕による音楽ユニット・S/S/A/Wとのライブイベントを開催。狩野による実験的な表現の場をぜひ会場にてご体感いただきたい。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

12:00~20:00
月曜日休廊(1月8日(月)は祝日のため営業、1月9日(火)休み)

料金

無料

出品作家

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