岩﨑家のお雛さま
24/2/17(土)~24/3/31(日)
静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)

三菱第四代社長・岩﨑小彌太(1879~1945)が孝子夫人(1888~1975)のために京都の人形司・丸平大木人形店(丸平)で誂えた「岩﨑家雛人形」。その内裏雛は、白くつややかな丸いお顔が愛らしい稚児雛(ちごびな)だ。小彌太の本邸客間を飾った雛人形は戦後散逸したが、2018年、同館に揃って寄贈され、里帰りをはたした。
本展では、小彌太の還暦を祝し丸平に特注した「木彫彩色御所人形」のほか、丸平文庫が所蔵する岩﨑家旧蔵の御所人形も展示。岩﨑家に伝わった「白綸子地松竹梅鶴模様打掛」(個人蔵)なども初公開する。
◎国宝《曜変天目(稲葉天目)》も出品。