西田俊英展 不死鳥-前代未聞のスケールで描く巨大作
24/2/10(土)~24/3/3(日)
松坂屋美術館
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日本美術院同人、日本芸術院会員である西田俊英は(1953~)、2023(令和5)年武蔵野美術大学退任記念展として開催された展覧会で、2022(令和4)年から約1年間、屋久島に滞在して描いた巨大絵画≪不死鳥≫を発表した。その時点で第2章までの約40mであった本作は、最終的には6章構成の全長70m超にもなる前代未聞の大作となる。
西田が世界自然遺産として知られる屋久島に魅了されたのは、その豊かな原生林に象徴されるように、森林が人間にとってかけがえのない存在で、その貴重な自然、そしてそこに棲む生命の営みに、画家が強く共感したから。その稀有な自然を見つめることで「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした壮大な物語を紡ぎだした。
本展では、その後も新たなインスピレーションを交えて、ライフワークとして取り組む本作をさらに進化したかたちで一挙公開する。