UKIYO-E 江戸の美人画展
24/3/1(金)~24/4/16(火)
MOA美術館

重文 「二美人図」 葛飾北斎 江戸時代19世紀
戦国時代が終わり泰平の世を迎えると、現世を謳歌する気分が高まり、人々の遊楽の情景が盛んに描かれる。江戸時代になると、遊楽図に描かれた女性の衣装・姿態・容貌に関心が向けられ、遊女や市井の看板娘らをモチーフとする美人画が流行した。細密な描写で気品溢れる女性を表現した勝川春章や、女性の表情を画面一杯に描く美人大首絵を創出した喜多川歌麿などにより個性豊かな作品が制作された。
本展では同館コレクションの中より江戸時代の女性を主題とする肉筆及び版画作品を展観する。作者の美意識や時代の好尚を反映しながら描き続けられた魅力溢れる美人画をご堪能いただきたい。