松伯美術館開館30周年 勤勉努力 -素描 下絵 そして本画-
24/3/22(金)~24/5/6(月)
松伯美術館
本年3月22日、松伯美術館は開館30周年を迎える。
女性初の文化勲章を受章した松園は、「一途に、努力精進をしている人にのみ、天の啓示は降るのであります」と語り、松園の息子・松篁は、「母から絵のことについては何の注意も受けたことがありません。しかし、勤勉、努力していく母の後ろ姿をずっと見続けていた。それが母のいちばん大きな遺産だったと思います」と語っている。また、松篁の長男・淳之は、父について「その道は限りなく深く遠いが、己の力の及ぶ限りの努力をした作家であった」と語っている。
同館でしか見ることのできない松園の、松篁の、努力を表す素描、そこから生み出された下絵や本画に加えて、二人の背中を見てきた淳之の素描や本画も展観する。