絵本作家 谷口智則展 ~いろがうまれるものがたり~
24/4/27(土)~24/6/2(日)
松坂屋美術館

日本画を学んでいた学生時代に、絵本作家になりたいと独学で絵本作りをはじめた谷口智則(1978年-大阪府生まれ)。
黒い紙に6色のアクリル絵具で色深い独特な世界を描き、2004年『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビューを果たした。国内のみならず、ヨーロッパやアジアなど海外でも活躍の場を広げている。数々の絵本に登場するサル、クマ、ゾウをはじめとするたくさんの動物たちや100人のサンタたちは、それぞれ自分の得意とする個性=「いろ」を持って描かれており、みんなで助け合い夢に立ち向かう姿や、どんな時でも相手を想いやる優しい気持ちが物語の随所に表現されている。「たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人々に想いと感動が伝わる絵本作りをしたい」と話す谷口。本展は、「100にんのサンタクロース」をはじめとする約20タイトルの絵本の中から絵本原画を中心に、サンタの立体作品など約350点の作品を紹介し、20年に渡る作家活動を網羅的に振り返る。また、小学生の頃にノートに描いた絵や、10代の頃に制作した自主製作絵本、企業とコラボした作品原画など、貴重な資料も展示する。
谷口智則が生み出す絵本の世界で、あなた自身の「いろ」を探してみよう。