箱根ガラスの森美術館 2024年 特別企画展 香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~
24/7/19(金)~25/1/13(月)
箱根ガラスの森美術館
香りは古来においては神への捧げものとして、中世からルネサンスにかけては病気から身を守る薬や魔除けとして、そして現代ではファッションとして、時代とともにその役割を変えていった。そして、香りは時代の移り変わりとともに、天然石や陶磁器、ガラスといった様々な香水瓶という「衣装」に姿を託し、往時の栄華を今に伝えている。
本展では、3000 年以上の時を経て人と香りが歩んだ軌跡をめぐる。時代を彩る3人の貴婦人たちが愛した香りとともに、水晶や瑪瑙などで制作された香水瓶や、神話や愛などの寓意を込めた香水瓶、ファッションとして香りのイメージをデザインした19世紀末以降の香水瓶など、様々な香りの器の世界をご紹介する。ぜひ、往時の人々の想いが込められた「香りの装い」をお楽しみいただきたい。