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スクワイア家の記憶 -ある英国人技術者の遺品から-

24/7/23(火)~24/10/6(日)

国立歴史民俗博物館

明治31年(1898)、イギリス人技術者ジョージ・スクワイア(1868-1930)が日本に招へいされた。日本の近代的製紙業が急速に発展し各地に工場が進出していた時代、ジョージは九州の小倉で操業していた千寿製紙の工場で工場管理一切を任され、小倉と東京の本社間を船で往復しながら、職工の訓練から給与支払いまで細かく目を配り、工場の運営に当たった。
その後、リディア夫人と二人の幼い娘が合流した。小倉で暮らしたおよそ3年間、リディア夫人は自宅で娘のマージョリーとドロシーを教育するかたわら、近隣の人たちに英語を教えるなど交流を深める。
スクワイア夫妻は、小倉の森山國蔵写真館で定期的に姉妹の写真を撮った。森山家の次男為蔵はリディア夫人から英語を学ぶなど両家は親しく交流し、それはスクワイア家がイギリスに帰国した後も長く続いた。
スクワイア家の日本時代の思い出の品は、1980年前後に姉妹がなくなった後、イギリスのダラム大学に寄贈された。今回の展示では、20世紀初頭に日本で暮らしたイギリス人技術者一家の遺品を通して、彼らの日本での暮らしを垣間見る。
なお、この特集展示は同館と調査研究に関する協力の覚書を結んでいるダラム大学との共同主催事業である。

開催情報

ジャンル
美術館

9月まで:9:30~17:00
10月から:9:30~16:30
月曜日(月曜日が休日にあたる場合は開館し、翌日休館 ※8月13日は開館)、8月6日(火)、9月3日(火)、10月1日(火)休館

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般600円(350円)
大学生250円(200円)
高校生以下無料

※( )は20名以上の団体料金です。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館無料です。
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場(16:00まで)できます。 また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。

お問い合わせ

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