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GROUP SHOW「4 ARTISTS」

24/8/31(土)~24/9/28(土)

KOSAKU KANECHIKA

KOSAKU KANECHIKAでは、2024年8月31日から9月28日まで、グループ展「GROUP SHOW: 4 ARTISTS」を開催する。
本展は青木豊、沖潤子、武田龍、水上愛美の作品で構成される。
⻘⽊豊は、絵画の視野を広げ、世界と絵画の関係とその新しい可能性を追究する制作活動を⾏っている。⼆次元と三次元を⾃由に⾏き来するような作品や、素材の物質性や制作⽅法⾃体の相互反応にフォーカスした作品。特に⻘⽊は⼀貫して光へアプローチしてきた。光が時間軸、鑑賞者の存在や視線、展⽰空間などの環境の要素に補完され、有機的に⽴ち上がるような豊かさを捉え、また⼀⽅で光の存在の⾃明性⾃体を問い直すことなど、光を多⾯的な物質として観察している。デジタル化する⽇常環境のなかで、⼈間としての様々な感性が呼び覚まされるような視覚体験を提供する。
沖潤⼦は、⽣命の痕跡を刻み込む作業として布に針⽬を重ねた作品を制作している。下絵を描く事なしに直接布に刺していく独⾃の⽂様は、シンプルな技法でありながら「刺繍」という認識を裏切り、観る者の根源的な感覚を⽬覚めさせる。古い布や道具が経てきた時間、またその物語の積み重なりに、彼⼥⾃⾝の時間の堆積をも刻み込み紡ぎ上げることで、新たな⽣と偶然性を孕んだ作品を⽣み出す。存在してきたすべてのもの、過ぎ去ったが確かにあった時間。いくつもの時間の層を重ねることで、違う⾵景を⾒つけることが制作の核にある。
武田龍は、偶発的にできたシミや傷から喚起されるイメージを拾いながら絵画を制作している。そこには彼が幼少期を過ごした田舎の森での経験や質が、視覚のみならず、聴覚や嗅覚、触覚を通して現れてくるという。また絵を描く行為をしばしば発掘に例える武田にとって、絵画は言語化することや分類することで失われてしまった無意識の領域をもう一度掘り起こす行為でもある。
水上愛美は、時間的な行為の集積であるオブジェクトとして絵画を制作している。古今東⻄の神話や伝承、歴史上の寓話や悲劇から引用したイメージをキャンバス上に出現させては、砂が混ざった顔料で塗りつぶし、その上から新たなイメージを描くことを繰り返す。そうした取り組みにより生まれる複層的な絵画は、鑑賞者に静止していると仮定されたイメージを網膜で享受する体験を与えるのではなく、人間の未知の領域に対する時間や、現実と仮想など様々な想像力を喚起させる。
青木豊は日本では未発表となる200号サイズの絵画、沖潤子は新作を含む3点、武田龍は新作の絵画を約8点、水上愛美は新作の絵画を中心に3点をそれぞれ展示する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00〜18:00
日・月・祝休廊

料金

無料

出品作家

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