発掘された珠玉の名品 少女たち —夢と希望・そのはざまで— 星野画廊コレクションより
24/12/14(土)~25/3/2(日)
三鷹市美術ギャラリー

星野画廊は、京都・岡崎の神宮道に面した老舗画廊。星野桂三・万美子夫妻が50年にわたり営んできたこの画廊では、描いた画家の名前にとらわれず、埋もれていた優品を数多く発掘してきた。星野氏自ら資料による裏付けを行い、企画展として紹介してきた作品は膨大な数にのぼる。その中には全国の美術館や個人収集家に収蔵された作品が多数ある。
本展は、星野画廊の企画展でこれまで取りあげてきた8つの視点─明治の少女たち、四季のうつろいの中で、大正の個性派画家たち、歴史画に見る少女たち、夢見る少女たち、慈しむ母として、モダンガール、日仏画家の競艶─を軸に、そのコレクションの中から女性を描いた作品を紹介する。画面に描かれているのは、少女だけでなくさまざまな年代と境遇の女性たちだ。少女という夢と希望にみちた時代を通過した彼女たち─そして、不運にも時代の潮流から外れ埋もれた画家たち。それらの存在は、従来わたしたちが学んだ美術の歴史が、ひとつの側面にすぎなかったことを語っている。星野氏が見いだした珠玉の作品を通して、新たな美との出会いを体感してほしい。
※会期中、一部展示替えあり