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ロバート・キャパ 戦争

25/3/15(土)~25/5/11(日)

東京都写真美術館

「Dデー作戦」でオマハ・ビーチに上陸する米軍、ノルマンディー、フランス1944年

20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり、ロバート・キャパ。「カメラの詩人」と言われ、またすぐれた「時代の証言者」でもある。その写真の背景には苦闘するヒューマニストの眼がある。戦争の苦しみをとらえるとき、そこにキャパの人間としてのやさしさ,ユーモアがある。キャパは人間を取り捲く状況を少しでもよいものにしようというつよい信念と情熱をもって状況に身を投じたが、それだけでなく写真のもつ衝撃力を見分ける確かな眼を持ち合わせていた。  
1930年代ヨーロッパの政治的混乱、スペイン内戦でドイツ・イタリアのファシスト政権に支援されたフランコ将軍の反乱軍によって次第に圧倒されて敗北する共和国政府軍、日本軍による中国の漢口爆撃、第二次世界大戦で連合軍の対ドイツ反攻作戦の始まる北アフリカから、イタリア戦線、ノルマンディー上陸作戦などの戦闘現場に立会い、命がけの取材写真は眼に見える確かな記録として報道された。それらの多くは時空を越えて、後世の人びとにも訴えかけるつよいメッセージとなっている。  
本展は、東京富士美術館が所蔵する約1000点のコレクション・プリントから、“戦争”に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示する。
昨今のロシアとウクライナ、パレスチナやレバノンとイスラエル等の地域における紛争、 シリアのアサド政権崩壊による影響など、世界の現状は、残念ながらキャパの願った「人間を取り捲く状況を少しでもよいものにしよう」という思いとはほど遠いものだ。それ故にこそ、いまあらためてキャパの写真証言を見直すことの意義がある。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00~18:00
月曜日休館(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)

※木・金は20:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
※事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください

料金

一般1,200円(960円
学生・65歳以上1,000円(800円)
高校生800円(640円)

※( )は有料入場者20名以上の団体、同館映画鑑賞券提示者、TOPMUSEUM PASSPORT 2024提示者、各種カード会員割引料金
※各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。
※中学生以下、および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料
※第3水曜日は65歳以上無料
※各種割引の併用はできません。

出品作家

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