世田谷文学館 開館30周年記念 士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~
25/4/12(土)~25/8/17(日)
世田谷文学館

熱狂的な人気を誇る『攻殻機動隊』の作者・士郎正宗は、1985年にSF漫画『アップルシード』でメジャーデビュー、1989年に『攻殻機動隊』の連載を開始している。当時はまだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観は、多くの人たちを魅了してきた。
細部まで描きこまれた絵、膨大な情報で組まれたプロット、〈欄外〉にまで及ぶ作家の言葉が、作品に熱量を持たせるとともに、読む人の想像力をかきたてる。哲学的な探求が織り込まれる士郎正宗の世界観に、多くのクリエイターが影響を受け、様々なジャンルで作品を生み出し続けている。
超巨人級のコンピュータ〈ネメシス〉が政治を担う世界を描いた初期作品集『ブラックマジック』。 第五次大戦後、廃墟となった街で生きていたSWATのデュナンと全身サイボーグのブリアレオスの姿を描くSFアクション『アップルシード』。「警察戦車隊」所属のレオナと愛機の小型戦車・ボナパルトの、悪党・武悪一味との戦いをコミカルに描く『ドミニオン』。首相直轄の攻性組織「公安9課」の戦いを描く『攻殻機動隊』。超古代の魔術師たちと召喚された神々が「仙術九頭龍」をめぐって争うファンタジー作品『仙術超攻殻ORION』。
本展では、多様な広がりをみせる作品群と現在の活動までを、〈アナログ原稿〉〈デジタル出力原稿〉で辿るとともに、作家の蔵書やコメントもふんだんに紹介し、「士郎正宗」のパーソナルな部分にも迫る。開館30周年を迎える世田谷文学館が、これまで取り組んできた〈漫画〉〈SF〉展示の集大成となる、「士郎正宗」初の大規模展覧会を楽しんでほしい。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
10:00~18:00
月曜日(ただし5月5日、7月21日、8月11日は開館)、5月7日、7月22日、8月12日休館
※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで
料金
【当日券・オンラインチケット】
一般 1,500円
65歳以上・大学・高校生900円
小・中学生450円
障害者手帳をお持ちの方750円(ただし大学生以下は無料)¥
(ただし大学生以下は無料)
【団体割引】
一般1,200円
65歳以上・大学・高校生720円
小・中学生360円
障害者手帳をお持ちの方600円(ただし大学生以下は無料)
※4月12・13日はオンラインチケットのみ販売(当日券は販売しません)
※窓口でのお支払は、現金・クレジットカードのご利用となります
※ほぼ全てのクレジットカードが利用可能ですが、スマートフォン等の非接触型ICカードや交通系ICアード、電子マネーを除きます
※割引料金は20名以上での団体割引と「せたがやアーツカード」等の各種割引料金です<割引は当日券のみお取り扱い>
※各種割引については、手帳など証明できるものをお持ちください
※障害者手帳をお持ちの方で大学生以下は無料になります
※障害者手帳をお持ちの方の介添え者(1名まで)は無料になります