白日会精鋭選抜 第3回「白翔会」展
25/4/9(水)~25/4/15(火)
松坂屋名古屋店 美術画廊

原太一「開店準備」10F
昨年、百周年を迎えました白日会は、大正13年(1924年)に結成され、設立の精神である「研究団体」としての筋を通しながら、昨年9月に逝去されました中山忠彦会長の、「みえるものを通して、見えないものを描くこととしての写実」の理念に結実し、現在に至ります。
そしてまた、設立時からの会是であった若い作家の育成に力を注ぐ姿勢は、諸先輩を経て、伊藤清永先生そして中山忠彦先生と、百年に亘り受け継がれてきました。そのことは本展や巡回展はもとより、「明日の白日会」他の選抜展に結実し、現在多くの若手作家が、会の将来を担いつつ美術界の期待を受けながら活躍していることに現れています。そしてそれもまた、応援してくださる皆様方のお力添えの賜物があってこそ、この場をお借りして感謝申しあげます。そして今年101回展を迎え新しい一歩を踏み出す白日会は、旧前と変わらぬ姿勢をより発展させていく所存でおります。
「白翔会」では、選ばれた作家たちが、今日の仕事ぶりを世に問う展覧会です。皆様には是非ご高評を賜りたく思いますので、ご多忙の折とは存じますが、ご来場のほどお願い申しあげます。
白日会会長代行 斎藤秀夫