日本の洋画130年 珠玉の名品たち
25/5/31(土)~25/7/21(月)
笠間日動美術館

青木 繁 (1882-1911)《二人の少女》1909年 油彩 カンヴァス
明治維新前夜の大きな時代のうねりの中、日本の美術界にも激動の時代が訪れる。初めて見る西洋画の迫真性に魅せられた高橋由一は日本近代洋画の道を開き、渡欧して西洋画を学んだ五姓田義松や黒田清輝、藤島武二らがその礎を築いていく。自由主義的な気運が高まった大正期には萬鉄五郎や岸田劉生らが独創的な作品を制作、またフランスで前衛的な美術に触れ帰国した梅原龍三郎らは、日本的油彩画の確立を目指した。
本展では、同館館長・副館長の作品にまつわる思い出とともに、江戸末から昭和まで、およそ130年にわたる日本の洋画史を所蔵品でたどる。