鳥々 藤本能道の色絵磁器
25/6/7(土)~25/9/28(日)
菊池寛実記念 智美術館

藤本能道 「雪白釉釉描色絵金彩五位鷺図扁壷」1990年
藤本能道(1919~1992)は色絵磁器による表現を追求し、産地とは異なる個人の制作を打ち立て、重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定された。絵具や釉薬、技法を研究し、写実的で奥行きのある色絵表現に特徴がある。菊池コレクションの中で、質、量ともに重要な位置を占めるのが、この藤本能道の作品だ。同館創設者の菊池智は1974年にギャラリー、現代陶芸「寛土里」をオープンし、その第1回個展を藤本に依頼して以来、親交を深め、130件を超える作品を蒐集してきた。このたび5回目の個展を開催し、改めて制作の軌跡を紹介する。