ニッポン制服クロニクル ー昭和100年! 着こなしの変遷と、これからの学生服ー
25/6/7(土)~25/9/14(日)
弥生美術館

2018年「セーラー服と女学生」展、2019年「ニッポン制服百年史」展に次ぐ、弥生美術館・学生服展の第三弾! 今回は制服の〈着こなし方〉に焦点をあてる。
学生の心理は複雑。自己主張をしたがる一方で、周囲と同じでありたいとの気持ちも強く、仲間意識にも敏感だ。こうしたデリケートな胸の内は制服の〈着こなし方〉に現れる。スカート丈やズボン幅やタイの結び方など、わずかな違いであるが、そこにはたくさんの情報が込められているのだ。
1970~80年代には〈ツッパリ&スケバン〉、1990年代には〈ガングロ&ルーズソックス〉など、極端な着こなしも登場したが、根底には青春を生きる若者たちの繊細な心理があった。
また、学生服は〈社会の変化をうつす鏡〉でもある。現代は多様性を認める世の中を志向しているが、それに応じて制服もアップデートし、現在は〈令和のモデルチェンジブーム〉の真最中だ。
「昭和100年」の今、学生服について考えてみよう。
実物資料も多数展示。気鋭のアーティストによる絵画作品も紹介する。