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高木こずえ「pool」

25/5/16(金)~25/6/14(土)

TARO NASU

m20201226_s20211125, 2025 (Work in progress), ©Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU

2025年5月16日よりTARO NASUでは高木こずえ新作個展を開催する。
高木は、写真という概念に常に新しいアプローチを試み、そのアプローチに適した技法を模索してきた。今回、彼女が挑戦したのは、19世紀に発明されたサイアノタイプと呼ばれる古典技法だ。サイアノタイプとは、通称青写真とも呼ばれるもの。紫外線に反応する塗料を施した用紙を感光させ、像を定着させる写真方式だ。太陽光で感光させる手法が一般的だが、高木は、太陽ではなく月によって感光させた写真をデジタルネガフィルムに印刷し、そのネガフィルムをサイアノプリントの紙に重ねてから太陽光に晒すという方法を選択することで、連続する時間の表現にこだわったと語っている。月光によって撮影した像を太陽光に晒すという、高木が選択した制作過程は、彼女が一貫してこだわり続けてきたイメージの変換とその変換によって生じる意味の変遷が、この新シリーズでも自身の問題意識として通底していることの表れに他ならない。画廊での約6年ぶりの個展となる今回は合計36点の作品を一堂に展示し、夜の風景のなかに浮かび上がる時間の流れを可視化しながら、「いま、ここ」の証人としてではない、もうひとつの写真のあり方について問いかける。
展覧会とあわせて、今回の展示作品を収めた高木こずえの新しい作品集『pool』が赤々舎より刊行されることになった。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00〜19:00
日・月・祝休廊

※オープニングレセプション:5月16日(金) 17:00-19:00

料金

無料

出品作家

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