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東影智裕「ダーク・フォレスト」

25/6/28(土)~25/7/26(土)

ギャラリーノマル

“Transmutation 002” 2025

転機となった今村源との2人展「共生/寄生ーForest」からはや10年 ー
飽くなき探究心と制作への意欲が生み出す東影智裕の現在地

ウサギやウシといった動物の頭部のようなものをモチーフにした彫刻作品で知られる現代美術家、東影智裕。緻密な毛並みに覆われた精巧な作品群は一見すると写実的だが、自身の記憶のみでかたち作るその造形は見る人に不思議な違和感と余韻を残す。
“生と死”を根幹のテーマに持つ東影の作品は、相反する要素の境界を曖昧なものにしながらも強い存在感を放ち、リアリティとイマジネーションを共存させたまま静かに空間に佇む。それは生と死の共存でもある。近年では、生命の気配を残しながらも繁殖する毛並みそのものに注目した、より抽象的なアプローチも試みている。
ノマルでの前々回2018年の個展では、映像と彫刻を融合させたインスタレーションや、立体作品で使用する素材を用いた新たな平面作品を発表。また前回2021年の個展時には陶と流木とを積み重ねたこれまでにない立体作品を展示し、それまでの作風を知る人たちを驚かせた。そのように、東影は根底に一貫したコンセプトを持ちながらも常に新しい表現手法にも果敢に取り組むことで、自身の創作の幅を広げ、また制作することへの探求を深めていっている。

森に入り自身の制作の根源と向き合う
昨年秋に急逝したノマルディレクター・林から提案された今展タイトル「ダーク フォレスト」の言葉に導かれるように、東影は昔から馴染みのある自宅の裏山の奥に分け入り、その場所での時間の経過の中で見た光、聞こえた音を記録した。そこでは自分の制作の根源的なものに改めて向き合うきっかけになったという。
今展ではその時の気づきを元に、自己の根源を深く意識しながら感覚と思考を両輪とした作品制作に取り組んでいる。また今回始めての試みとして写真作品にも挑戦。その他、みる人の感性を開くような展示の要素も実験的に取り入れる予定。
芯となるものを強く持ち、また深く探求しながら、合わせて常に新たなチャレンジを続ける東影智裕の新作展にご期待いただきたい。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

13:00~19:00
日曜・祝日休廊

■ Gallery Talk & Opening Party
  2025.6.28 sat 18:00 - *予約・料金とも不要

■ Closing Event "Dark Forest"
  2025.7.26 sat, open 19:00 / start 19:30 -
  charge : adv. 3,000円 / door. 3,500円 *予約制 / 定員20名
  act:針山愛美 Emi Hariyama バレエダンサー / sara (.es) ピアニスト

料金

無料

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