難波田龍起
25/7/11(金)~25/10/2(木)
東京オペラシティ アートギャラリー

《昇天》 1976 東京国立近代美術館蔵 photo: 大谷一郎
難波田龍起(1905-1997)は、戦前から画業を始め、戦後はわが国における抽象絵画のパイオニアとして大きな足跡を残した。大正末期に詩と哲学に関心をもつ青年として高村光太郎と出会い、その薫陶を受けるなかで画家を志した難波田は、身近な風景やいにしえの時代への憧れを描くことで画業を開始する。戦後になると抽象へと大きく制作を進め、海外から流入する最新の動向を咀嚼しながらも情報に流されず、また特定の運動に属することもなく、独自の道を歩んだ。その作品は、わが国における抽象絵画のひとつの到達点として高く評価されている。
東京オペラシティアートギャラリー収蔵品の寄贈者である寺田小太郎氏が本格的な蒐集活動にのりだし、さらにコレクションを導くコンセプトのひとつである「東洋的抽象」を立てたのも、孤高の画家難波田龍起の作品との出会いがきっかけだった。難波田が東京オペラシティアートギャラリーの所蔵する寺田コレクションの中心作家となっていることは言うまでもない。
本展は難波田龍起の生誕120年を機に、同館収蔵品はもとより、国内の美術館の所蔵品、また個人蔵の作品などもまじえ、難波田の画業の全貌を四半世紀ぶりに紹介し、今日的な視点から検証するものである。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
11:00~19:00
月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、月曜祝休日の翌火曜日(7月22日、8月12日、9月16日)、8月3日[日](全館休館日)休館
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般1,600[1,200]円
大・高生 1,000[800]円
中学生以下無料
※[ ]内は各種割引料金。
※障害者手帳、指定難病受給者証等をお持ちの方および付添1名は無料。
※割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
※Arts友の会会員は無料。(会員証をご提示ください)
※事前予約不要。
※15名以上でのご来館の際は事前にご連絡ください。ご連絡先:03-5353-0756