旅にまつわる絵とせとら
25/7/16(水)~25/8/31(日)
茨城県近代美術館

本展では、旅にまつわる多彩な絵画およそ200点を紹介する。江戸時代の浮世絵に描かれた、人々がにぎやかに行き交う宿場町、明治期に海外へわたった画家たちが新鮮な驚きを込めて表した異国の光景、いにしえより描き継がれてきた風光明媚な名所など、旅の魅力がつまった作品が集結する。
また、200年以上前に人気を博したガイドブック『旅行用心集』(八や隅すみ蘆ろ庵あん著、1810年刊行)をはじめ、近代以降の画家たちが装丁や挿絵を手掛けた旅行雑誌や鉄道のポスターといった旅の“エトセトラ”にも注目する。時代ごとの旅の様子や文化を映し出す貴重な作品や資料をとおして、その時々に生きた人々が抱いた、旅することへの憧れや喜びに思いを馳せてほしい。