至福のひととき カップ&ソーサー展
25/4/29(火)~25/8/31(日)
横山美術館

コーヒーやお茶、飲み物としてのチョコレートは、エキゾチックな異文化のイメージをまとって西洋に渡り、砂糖やミルクと出合って独自の道を歩き始めた。煎茶碗と小皿の組み合わせから出発したカップ&ソーサーにハンドルが付けられ、西洋化していく。それらの器はサロンや食卓を華やかに彩り、コーヒー・ハウスやティー・ガーデンは社交の場としても機能した。また、普及に伴ってコーヒーや紅茶を用いた占いや茶菓子などが発展し、アフタヌーンティーに代表される新たな習慣も生むことになる。
明治時代以降、数多くのカップ&ソーサーが日本から輸出された。本企画展では、香り高い至福のひとときを魅力的に演出した、珠玉の日本製カップ&ソーサーを楽しんでほしい。