開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術
25/8/2(土)~25/10/19(日)
千葉市美術館

千葉市美術館は1995年に開館し、今年で30年を迎えた。「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」展では、美術館の建築が着工した1991年より継続して収集されてきた現代美術のコレクションから約180点を精選し、戦後美術の多様な展開をたどる。
コレクションは美術館の核であり、持続的な活動の原動力といえる。近世から現代、房総ゆかりの作品まで幅広い時代、表現の収集によって体系化されてきた同館のコレクションは、国内外からその独自性と重要性が高く評価されている。また、開館当初より収蔵作品に光を当て、国内外の社会状況と密接に関係し今日に至る現代美術を、展覧会において紹介してきた。1996年の開館記念第2弾「Tranquility―静謐」展から本年の「ノック ノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉」展まで、現代美術に関連する展覧会は120を数える。
千葉市美術館は構想段階より、未来を志向することが書き記されていた。文化芸術による人、まち、未来づくりを基本理念とし、創造性豊かな都市を目指す千葉市とともに成長する美術館となるべく、より多様で持続可能な社会に向けて活動していく。コレクションの収集と活用による新たな価値の創造を担う文化芸術の拠点として、本展が過去を振り返り、これからを思い描く機会となってほしい。