硝子と陶の詩人 扇田克也・宮澤章
25/7/27(日)~25/9/21(日)
益子陶芸美術館

扇田克也(1957~)は石川県を拠点として「鋳玻璃」と名付けた鋳造硝子技法で制作する造形家。家や自然の風景などの日常的な景色を象り、「内側に溜る光」を意識した、硝子という透ける素材がなし得る造形を制作している。宮澤章 (1950~)は益子を拠点に活動する陶芸家で、塔や俑(よう)を手びねりで成形し、手の跡など制作の過程を残す「積化象嵌」と名付けた手法で、土本来が持つ柔らかな肌を追求している。本展では、それぞれの素材本来の魅力が引き出された、温かく詩情あふれる二人の作品を紹介する。