Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地
25/10/4(土)~25/12/7(日)
シャネル・ネクサス・ホール
Entangled Others – 《specious upwellings》 detail
シャネル・ネクサス・ホールは、2025年秋、AIアートとエコロジーが融合する展覧会を開催する。
登場するのは、リスボンを拠点に活動するアーティスト、ソフィア クレスポ(Sofia Crespo)と、彼女がアーティスト・デュオとして活動するエンタングルド アザーズ(Entangled Others)。最先端の彼らの作品は、いま世界のアートとテクノロジーが交差する臨界点で、もっとも注目を集めている。
本展では、海中2000メートル以深の世界を探る《liquid strata: argomorphs》(2025)、湧昇という地球規模の現象とAIの視覚言語を結びつけた《specious upwellings》(2022-2024)、そして遺伝情報とデジタルデータの構造を重ねた《self-contained》(2023-2024)、そして植物学と写真の歴史から着想を得た《temporally uncaptured》(2023-2024)、 「存在しなかった自然史の本」をコンセプトにした《artificial natural history》(2020-2024)の5シリーズを紹介予定。映像、彫像そしてデジタルインスタレーションなどの展示作品が観るものに投げかけるのは、いずれも、断片的なデータと仮説から世界を読み解こうとする科学的営みと、詩的な想像力との交点に立ち現れるヴィジョンだ。
彼らの作品において、テクノロジーを介して生成されたイメージは、自然の“代替物”ではなく、「人間が自然をどう見たいと願っているか」の深層を写し出す。そして、絡まり、共鳴し、変容していくそれらのイメージは、現実世界の見え方を静かに揺さぶる。
開催情報
- ジャンル
- ギャラリー
11:00~19:00
会期中無休
※最終入場18:30
※10/4(土)は16:30まで(最終入場16:00)
料金
無料
※予約不要

