特別展 金重有邦 土のコトダマ
26/3/8(日)~26/5/17(日)
益子陶芸美術館
金重有邦(1950-)は備前で制作する陶芸家だ。武蔵野美術大学彫刻科で学んだ後、父・素山(1909-1995)のもとで本格的に陶芸を始めた。これまで白磁や唐津、高麗茶碗など、備前にとどまらず様々な土を用いた陶芸作品に取り組んできた。その形は、食器、茶碗、大壺などの器形から塔形のオブジェまで多岐にわたっており、独特なゆらぎのある造形が特徴的だ。
現在は「田土」と呼ばれるきめ細やかな備前の土に立ち返り、主に茶碗の制作に集中している。茶碗は人が手に取り、最終的に茶の味を決める器だ。用と美の双方を追求する有邦の茶碗には、独自の思想と造形が色濃く現れている。本展ではこの10年間で制作された茶碗を中心に、最新作を含む約70点を展覧する。備前の風土と対話することで生み出された作品の数々をご覧いただきたい。

