マーク・スタインメッツ Summer's Children
26/3/16(月)~26/5/13(水)
PGI
Shelton, Connecticut, 1985 from the series: Summertime ©Mark Steinmetz
今回展示する作品の大半は、私が20代だった1980年代後半から1990年代初めにかけて制作したものです。20代の写真家が(アンリ・カルティエ=ブレッソンやヘレン・レヴィットのように)子どもを被写体に選ぶことが多いのは、私や彼らにとって、それはすでに過去の時間であり、よく知っている時間でもあるからだと思います。
子供の頃、私は野球リーグに所属、サマーキャンプにも参加していました。少年野球やサマーキャンプは、シュルツの人気漫画『ピーナッツ』の中でも繰り返し描かれるテーマで、私も熱心な読者の一人でした。どこかで『ピーナッツ』が、これらの被写体が芸術になりうるという示唆を、私の心のどこかに植え付けていたように思います。
私は、少年野球で見ることができる子供達の何気ない動きや表情、ドラマ、そして道具のたたずまいにとても惹かれます。バットやユニフォーム、グローブ、ダッグアウトやフェンス。サマーキャンプもまた、キャビンや食堂、キャンプファイヤー、水泳といった、昔から変わらない馴染み深い風景があります。キャンプと野球の試合の光景は、静かで穏やかな空気が流れています。これらの写真は、今日の子どもたちが日常的に親しんでいるデジタルな気晴らしがまだ存在しなかった時代でした。その夏は果てしなく続くようで、私は、子どもたちの時間が無限に広がっているような感覚を抱いていました。
マーク・スタインメッツ

