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京都dddギャラリー第252回企画展 GRAPHIC CUBE -シアターポスター DNPグラフィックデザイン・アーカイブより

26/6/12(金)~26/8/19(水)

京都dddギャラリー

展覧会ポスター Designed by Kenta Shibano

「GRAPHIC CUBE」は、DNPグラフィックデザイン・アーカイブに収蔵されたポスター作品を軸に展開するシリーズ企画。グラフィックデザインの多面性を〈立方体=キューブ〉になぞらえ、表現対象との関係、対象同士の関係、さらにはそれを見る人との関係性までを、多角的かつ立体的にとらえることを目的としている。第2回目となる本展では、演劇や舞踏、オペラといった舞台芸術のポスターに焦点を当てる。
近代的なポスターは19世紀後半のフランスで成立した。18世紀末のリトグラフ(石版印刷)技法の発明により多色刷りが可能となり、華やかなカラー印刷のポスターがベル・エポック期のパリの都市空間を彩った。その多くは劇場や舞台公演の告知を担い、舞台芸術は近代ポスター表現を牽引した重要な主題の一つだったのだ。
舞台芸術は、身体、音楽、舞台美術、照明など複数の要素が時間の経過の中で統合される〈時間芸術〉であり、その本質は一回性・同時性に支えられてきた。そうした舞台芸術の体験を、どのように平面上へ凝縮し視覚化するのか―ポスターは、デザイナーが作品世界を読み解き、分析し、再構築した結果として生み出される「もう一つの表現」といえる。舞台上の出来事は時間経過とともに変化し続けるため、観客は限られた視点から一瞬一瞬を受け取るしかない。ポスターは、その流動的で不可逆な体験を、象徴的なイメージや構図、タイポグラフィなどによって定着させ、物語や主題、空気感、エネルギーを一望のもとに提示しようとする、デザイナーによる創造的な試みを示してきた。
記録技術や映像メディアの発展により、舞台芸術の体験も時間や場所を超えて繰り返し体験されるものへと変化しつつある。多様な〈時間芸術〉が日常的に消費される現代において、ポスターは単なる告知媒体にとどまらず、作品の記憶を留め、次なる体験へとつなぐメディアとして、その意義をあらためて問い直されている。本展が、グラフィックデザインと舞台芸術の歴史的かつ本質的な関係を、あらためて浮かび上がらせる試みとなることを願う。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

火曜~金曜:11:00~19:00
土日祝:11:00~18:00
月曜日(ただし7月20日(月)は開館)、7月21日(火)、8月12日(水)休館

※ddd学芸員によるギャラリートーク(参加無料、予約不要)
会場:京都dddギャラリー
[1回目]2026年6月12日(金)17:30–18:15
[2回目]2026年7月25日(土)14:00–14:45

料金

無料

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