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高浜利也 目黒でいえあつめ

26/6/27(土)~26/8/30(日)

目黒区美術館

「いえあつめ」をコンセプトに制作する銅版画家・高浜利也による展覧会を開催する。
高浜は美術大学を出た後、銅版画制作と並行して、造作大工の仕事をしていた。当初、生活のためと割り切っていた大工の仕事で扱う図面の矩形や直線が、次第に自身の版画の構成要素となっていき、やがて高浜は「いえ」をテーマに制作するようになった。そんな折、2006年の越後妻有アートトリエンナーレで、高浜は井出創太郎とともに空家プロジェクト《小出の家》を発表する。その際に、この場所で地元の子どもたちが自然と残材で積み木遊びを始め、「まち」を作った。これを契機に高浜は、国内外での自身の展覧会やワークショップで、積み木の「まちなみ」を作る取り組みを開始する。かつての場所で調達したその土地由来の木っ端に、新たな土地のものを加えながら、移動した先々の人々の手で、新たな「いえづくり」が行われ、「まちなみ」を上書きしていく。このワークショップは、2009年春に同館においても実施された。様々な土地へ赴きながらその土地で出会った人々と「いえ」を作ることも、「いえ」をモティーフに銅版画を制作することも、高浜にとってはその全てが「いえあつめ」の行為であるという。社会と深く関わる高浜の「いえあつめ」という制作スタイルは、「版画は社会を刷り取る」と語る自身の理念のあらわれともなっている。
会場には、高浜の初期から新作までの銅版画作品とともに、目黒区立下目黒小学校の授業の一環として、高浜が児童たちと制作した積み木の「まち」が広がる。あわせて児童たちによる「いえ」や「まち」をテーマにした版画も展示される。
「転石のやがていずこに流れるか」―これは、転石(てんせき)のように移動し、回転するたびに版画を刷る銅版画プレス機のローラーのように、行く先々でその地域の様々な人々を巻き込み、「いえあつめ」をする高浜自身を表した言葉だ。本展会期中には、近年高浜が自身の活動の中核とする、北海道根室市落石(おちいし)でのアートプロジェクト「落石計画」が開催される。その時期、高浜は目黒から落石に流れ、そしてまた目黒に戻ってくる。転石の来(こ)し方行く末、高浜の制作の軌跡を、ぜひご覧いただきたい。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00〜18:00
月曜日休館(ただし、7月20日(月・祝)は開館、7月21日(火)は休館)

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般900(700)円
大高生・65歳以上700(550)円
中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金
※障がいのある方とその付添者1名は無料
※目黒区在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示いただくと団体料金になります。
※他の割引との併用はできません。

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