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5人の新作展 2026

26/6/20(土)~26/8/8(土)

西村画廊

三沢厚彦 Atsuhiko Misawa “Animal 2026-01” 2026 camphor wood and oil 95 x 69 x 125cm

西村画廊では、2026年6月20日(土)から8月8日(土)まで、押江千衣子、小林孝亘、曽谷朝絵、町田久美、三沢厚彦の5名の新作によるグループ展“NEW WORKS by 5 ARTISTS”を開催する。
押江(1969年、大阪府生まれ)は、京都市立芸術大学大学院在学中、オイルパステルを指でのばす画法で道端の草花の瑞々しくはかない生命の輝きを清新な感性でとらえ、注目を集めた。掌で慈しむような距離感で描写された、植物への畏敬の念を滲ませる絵画世界が評価され、2001年にはタカシマヤ美術賞、VOCA賞、京都市芸術新人賞を立て続けに受賞。今回のグループ展では、絵皿と洋梨がコラージュのような遠近感で描かれた作品など2点の新作を発表する。
小林(1960年、東京都生まれ)は、1986年愛知県立芸術大学を卒業後、外界との接触を自己防衛的に避ける自身の投影として9年近く描き続けた「潜水艦」の時代を経て、主に正面から見た左右対称の構図で、器や枕、森など普遍的で日常的なものを題材に、光に重点を置いた絵画を制作してきた。それらの作品は、事物の本質的な姿を描き出すことで見慣れたものが潜在的に持つ非日常性を浮上させ、ひいては「存在」していることの不思議を観者に意識させる、稀有な魅力を有す。この度のグループ展では、ひっそりとした森の中に佇む椅子を描いたペインティングなど、小林の内的世界を表したような新作を数点出品する。
曽谷(1974年、神奈川県生まれ)は、バスタブの水の波紋やそこにきらめくプリズム、あるいは時間の経過と共に移ろう暖かな日溜りの痕跡などを、驚異的な描写力を軸に鮮やかな色彩で画面に抽出する。日差しや風の恵み、水の感触や温度、植物の匂いなど、人がこの世界で日常的に遭遇する豊かで細やかな体感が濃縮された、小宇宙的な広がりが充溢するその絵画は、あふれる光に包まれるような鑑賞体験をもたらす。この度は、眩しい光と戯れる植物の躍動する生命力をとらえた《Windy Forest》シリーズから新作を発表する。
町田(1970年、群馬県生まれ)は、自意識の葛藤や社会的な違和感、他者とのコミュニケーションから誘発される様々な感情など、誰もが身に覚えのある感覚が示唆的に表われた、多義的な広がりを持つ絵画作品により、国内外で高い評価を得ている。町田の作品は、和紙にくっきりと描かれた墨線、大胆な余白、顔料や岩絵具によるミニマルな彩色を特徴とし、一見勢いよく引かれたように見える墨線は、実は面相筆による極細で短い線の集積から成っており、作品にしなやかで強靭な意志を付与している。本展では、新境地を感じさせる2点の新作を展示する。
三沢(1961年、京都府生まれ)は、2000年に発表した木彫彩色の“ANIMALS”によって、動物という古典的な題材に批評性と身体性を持ち込み、既存の彫刻表現を大きく更新した。巨大なゾウから小さなカエル、ユニコーンのような架空の存在まで、多様な動物を実物大で樟から彫出したそれら“ANIMALS”は、我々の内側に在る「動物」という概念をそのまま具象化したかのようにシンボリックな姿形をし、人間の一方的な視線を撥ねつける謎めいた存在感を放つ。
本展出品作である新作彫刻のキメラは、複数の種が混合した動物で、異質な者同士が超境界的に共生するその様は、この社会に共に暮らす生命の多重性、あるいは時代の混沌を表象しているようにも映る。
5名の作家による新作に期待してほしい。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

10:30~18:30
日曜日・月曜日・祝日休廊

料金

無料

出品作家

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