田口行弘展
18/4/21(土)~18/5/27(日)
無人島プロダクション

ベルリンを拠点に世界各地で精力的に制作を行う田口の、無人島プロダクションでは約5年ぶりの個展となる本展では、居住地であるベルリンの空き地に廃材などを使って自分で家を建て生活を営んだ約2年に渡る実験的なプロジェクト「Discuvry」を原点とし、そこから派生した近年の作品群、そして2016年から始めた現在進行形の香港でのプロジェクトで構成されている。
タイトルである「If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. – "早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいなら一緒に行け"」は、田口が2013年から継続的にプロジェクトを行っているケニアのナイロビで地元のアーティストから教わった言葉。その言葉は、ちょうど「Discuvry」で自分の家の周辺に暮らす他者と関わりながらプロジェクトを行っていた田口の体験にぴたりと当てはまったと言う。
本展では、会場を大きくふたつに分け、片方はケニア、ニュージーランド、ドイツで制作した映像作品のスクリーニングスペース、もう片方には、ドローイング、映像、そして会期中も拡大し続ける織りのインスタレーション作品とで構成する。