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金襴手-人々を虜にした伊万里焼-展

18/4/4(水)~18/6/21(木)

戸栗美術館

江戸時代元禄年間には好景気を迎え、経済力を蓄えた町人を中心として元禄文化が発展。贅を好む風潮の中で、色絵を施した豪奢なうつわを求める気運が高まった。そうした需要に応えるように、ちょうどこの頃、伊万里焼に"古伊万里金襴手様式(こいまりきんらんでようしき)"が成立する。この色絵と金彩を施したうつわは、高級食器として富裕層の間で大変好まれ、以降、伊万里焼の色絵を代表するものとなった。また、同時期に海外輸出向けにも古伊万里金襴手様式の壺や皿が生産され、西欧の王侯貴族にも食器や室内装飾品として人気を博した。続く明治時代になると、それまで道具であった様々な工芸品が鑑賞品として評価されるようになる。食器であった伊万里焼にも鑑賞を目的に愛好し蒐集する外国人や日本人があらわれたが、真っ先にその対象とされたのが古伊万里金襴手様式であった。江戸時代の高級食器から、美術品へ。本展では、いつの時代も人々を虜にしてきた絢爛豪華な古伊万里金襴手を展観する。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00~17:00(入館受付は16:30まで)月曜休館(4月30日開館、5月1日休館)

※金曜は20:00まで開館

料金

一般1000円、高大生700円、小中生400円

出品作家

アーティスト
チャペック兄弟

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