人間・髙山辰雄展――森羅万象への道
18/4/14(土)~18/6/17(日)
世田谷美術館

宇宙を視野に入れた壮大なスケールで人間存在の神秘や生と死の矛盾を問い、現代社会に生きる人間を描いた日本画家・髙山辰雄(1912-2007)。1951年より終生、世田谷の地を創作の拠点とし、戦後の日本画壇の最高峰として杉山寧、東山魁夷ともに「日展三山」と称された。1982年に文化勲章を受章、没後10年を経た今日もなお、その深い精神性を湛えた絵画表現は高く評価され続けている。本展は、大分県立美術館の所蔵作品を核とし、大分市美術館ならびに各所蔵者の協力のもと、過去最大規模の約120点を集め、70余年にわたる髙山辰雄の画業を回顧する。貴重な学生時代のスケッチから、亡くなる前年の94歳にして初めて手がけた自画像まで、各時代の代表作を通じて、人間の本質を掴もうとした人間・髙山辰雄の芸術世界に触れることができる。※前期・後期で大幅な展示替えあり