近代日本の洋画展
18/5/26(土)~18/7/16(月)
講談社野間記念館

明治維新の激動は、美術界をも巻き込み、まさに時代を見つめた新しい美の追求が模索されていた。特に、日本における「洋画」は、油彩・水彩といった画材はもとより、西洋において生まれ培われた技法を学び、その揺籃期を迎える。明治・大正・昭和にわたり光彩を放った日本の近代洋画壇。そこには、洋の技法と和の感性との対峙、融和の中、新しい洋画を創り出さんとする、溢れんばかりの気概がうかがわれる。
今回の展示では、近代日本の洋画が成立し発展していく歩みの中から、昭和12年(1937)に第一回の文化勲章を受賞した岡田三郎助と藤島武二の二人のほか、中沢弘光、山本森之助、三宅克己らを中心に、真摯な気性を持って描かれた、佳作の数々を展示する。