ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 ―美しい生活を求めて
18/7/7(土)~18/8/26(日)
群馬県立近代美術館

ウィリアム・モス《ピンパーネル (るりはこべ )》 1876 年、サンダーソ社蔵 © Morris & Co.
産業革命により大量生産品があふれた19世紀後半のイギリスにおいて、ウィリアム・モリス(1834-96)は丁寧な手仕事から生まれる美や自然との共生を求め、木版による美しい壁紙を生み出した。画面一杯に優雅に広がる草花は、現代人をも魅了する居心地のよい住空間を演出する。この展覧会は、モリスのデザインを中心に、英国有数の壁紙会社サンダーソン社が所蔵する貴重な壁紙や版木など約140点を日本で初めて紹介し、19世紀に隆盛期を迎えた英国壁紙デザインの変遷をたどる。