動と静
18/6/30(土)~18/9/30(日)
ハラミュージアムアーク
絵画や彫刻、書など、作品に現れる≪動と静≫に注目し、構成した展覧会。昔から洋の東西を問わず、絵画や彫刻といったそれ自体は動かない造形物の中に《動》を表現して力や速さを感じさせたり、その逆に、動かない造形物だからこそ《静》を強調させたり、美術表現はさまざまな可能性を追究してきた。筆致が喚起する勢いや動き、画面の構図や余白が醸し出す力や静謐さ等々、今回はそのような《動と静》の表現に注目し、原六郎コレクションから選んだ日本の古美術作品を展示。風景・人物・動物などの絵画表現(狩野派、雪村、住吉広行ほか)だけでなく、筆によって書かれた文字(本阿弥光悦ほか)もまた、この視点から鑑賞することで興味深い体験ができる。