広瀬耕平写真展「欲視録」
18/8/10(金)~18/9/1(土)
ZEN FOTO GALLERY
禅フォトギャラリーでは初となる広瀬耕平の今回の個展では、本年1月に禅フォトギャラリーより刊行した写真集「欲視録」におさめられた、眼前に広がる都市、日常にある潜在的な無意識や実態を引き出そうと試みたモノクロームの同シリーズより、2000年から2017年までに撮影された約20点の選りすぐりの作品を展示する。また、初日の8月10日には作家とともに写真家の金村修氏と写真評論家のタカザワケンジ氏をゲストに迎え、トークイベントを開催。振り返ってみると、わずかばかりの人生を歩んできただけなのに、多少の知識や煩悩によって物事を表面的に判断したり、都合良くとらえていることに気づかされる。目の前のことを視ているつもりが、視られていると気づいた時、一切皆空の世のすべてを受け入れ、知らずに目を背けていた本来あるべき姿、実体なき実体が眼前に広がるだろう。