和田真由子「余暇」
18/8/18(土)~18/9/15(土)
児玉画廊

和田はこれまで「イメージにボディを与える」というコンセプトに基づいて、絵画のあり方を根底から問い直すようなアプローチで、従来の平面/立体に対する既成概念では理解が及ばない新たな地平を切り開いてきた。その個性的な観点を段階的に発展させつつ、常に鑑賞者の目を驚かせ続けている。観客の受容力を試すかのようなハイコンテクストな普段の和田作品から一転して、自虐的とさえ思える遊び心に溢れた作品も多数制作しており、その多くはこれまで展覧会の表舞台には登場してこなかった。今回の個展では、敢えてその和田の舞台裏的制作にフォーカスし、視点を変えて和田の思考を別角度から示そうと試みる。