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[世界を変えた書物]展

18/9/8(土)~18/9/24(月)

上野の森美術館

本棚を見ればその人の人となりがわかると言われたのは、いつのことだったであろう。今ではスマートホンに代表されるインターネット端末にその地位を奪われた感さえある。しかし古くはメソポタミアの粘土板文書に端を発し、エジプトのパピルスを経て綿々と綴り続けられてきた書物の堆積知には、インターネットが逆立ちしても追いつけない凄みがあることもまた事実だ。
“工学の曙文庫”というライブラリーがある。金沢工業大学が“工学”の観点から、科学的発見、技術的発明の原典初版を収集した稀覯なライブラリーだ。収蔵されているのは、グーテンベルクによって印刷技術が発明された15世紀以降の書物。古くはコペルニクスの『天球の回転について』からニュートンの『プリンキピア』、近年のものでは『スペースシャトル・チャレンジャー号の事故に関する調査委員会報告』までが収められている。このライブラリーはいわば、工学を志した全人類の叡智が静かに眠っている「知の森」なのだ。
[世界を変えた書物]展、この展覧会は知の森で静かにその時を待っていた工学の叡智を、専門家のための資料という枠組みを超えて、広く一般に紹介することを目的に企画された。専門家ではない一般の来場者が書物と出逢い、興味を抱きかつ理解しやすくするための展示の根幹を担ったのが金沢工業大学の大学院生・学部生たち。膨大な蔵書の中から展示する書物を厳選、それらの書物同士の関係性がひと目でわかるような空間デザインを、担当教授とともに練り上げていく。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00~17:00、会期中無休

※入館は閉館の30分前まで

無料

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