コレクション名品選3 遠山邸の調度と漆器
18/10/23(火)~18/12/9(日)
遠山記念館

同館創設者である遠山元一は、遠山邸の調度品として、さまざまな調度や工芸品を蒐集した。その中には現在重要文化財に指定されている中世蒔絵の名作「秋野蒔絵手箱」、豊臣秀吉献上品を精巧に写したとされる「蔦の細道蒔絵文台硯箱」など、美術史上極めて価値の高い作品も含まれる。また元一は昭和11年の遠山邸竣工に際し、当時の東京を代表する指物師であった前田南斉に、30点近くの調度品を発注。この南斉をはじめ、昭和時代の工芸家の優れた作品も、遠山コレクションの重要な構成要素となっている。美術館リニューアル後のコレクション名品選の3弾として、これら漆器の名品を含む調度品を一堂に会して展示する。