平成30年度 館収蔵品展
18/9/21(金)~19/2/10(日)
杉野学園衣裳博物館
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本展では、杉野学園衣裳博物館収蔵作品の中から、フロアごとにテーマを決め展示。
1階は華やかな男子服とアクセサリーの展示。18世紀のフランスで着用された男性服「アビ・ア・ラ・フランセーズ(Habit à la française):18世紀の上流階級の盛装とされるスーツ」と「ジレ(Gilet):ベスト」は、ボタンや打ち合いに沿って施された繊細な刺繍が特徴となっており、ロココ時代の華やかな宮廷文化を象徴している。また、日本で宮廷服として用いられた大礼服に加え、昼の礼装の「フロック・コート(Frock coat)」と夜の礼装の「燕尾服(Swallow-tailed coat)」もあわせて展示し、男子服の変遷を視覚的に紹介。
2階は第2次世界大戦後のパリ・オートクチュールを牽引したChristian Diorに焦点を当てた展示。オートクチュールやプレタ・ポルテのスーツ、デイ・ドレス、カクテル・ドレスの数々とあわせて、同学教員がそれらの作品を資料として行った服飾造形研究のパネルやトワルを展示する。両者をご覧頂く事で、Christian Diorの服づくりの詳細をより深く理解できる。
3階は「目で見る服装史」を目指して収集された資料の中から、同館開館当初に使用されていた楮紙製マネキンに着装した19世紀末女性の西洋衣装と、日本の伝統的な十二単と武官衣装、アイヌの民族衣装を展示。