生誕120年 児玉希望展
18/10/13(土)~18/11/25(日)
茨城県天心記念五浦美術館

生誕120年を迎えた日本画家、児玉希望の回顧展。明治31(1898)年、広島県に生まれた児玉希望は上京後、川合玉堂に師事し、大正10(1921)年の第3回帝展で初入選を果たす。以後、二度の特選を受賞して画壇での評価を確かなものとしながら、戦後は日展を舞台に西洋近代美術の研究にも意を注ぎ、昭和32(1957)年からはヨーロッパに約1年間滞在。水墨画への意欲を新たにした画家は、抽象表現や斬新な解釈による仏画にも新境地を開き、昭和46年に没するまで旺盛な創作を続けた。風景、花鳥、歴史人物、抽象表現、さらには水墨画や油彩画など希望の作品はバラエティに富んでいる。目まぐるしく作風が変遷した希望は、渡欧後、抽象表現に至って描くことの楽しさ、面白さを見出す。本展では初期から晩年までの代表作、約100点により常に“新しい一歩”を追い求めた希望の多彩な画業を紹介する。
※会期中展示替えあり
前期展示:10月13日〜11月4日
後期展示:11月6日〜11月25日