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斎藤清と川上澄生 版表現のいろどり

18/10/6(土)~18/11/25(日)

鹿沼市立川上澄生美術館

福島県会津河沼郡会津坂下町出身の版画家 斎藤清(1907‐1997)は、1936(昭和11)年、安井曾太郎の木版画に触発されて、その制作を始めた。1930年代は、くしくも日本の版画が海外への進出を試み始めた時期に当たる。
1944(昭和19)年、斎藤は恩地孝四郎が主宰する一木会に所属し、抽象表現への傾向を強めるなか、1951(昭和26)年、第1回サンパウロ・ビエンナーレで《凝視(花)》が在サンパウロ日本人賞を受賞。駒井哲郎と共に戦後日本人による初めての国際展受賞を果たす。以後、日本を代表する作家のひとりとして活躍を続ける。
一方、川上澄生(1895‐1972)は、1921(大正10)年から本格的に木版画を制作し、「どの書物にも書いていない素人のやり方」で、レンパツによるぼかしやニス掛け、艶紙、羅紗紙、箔による摺りなど、常識にとらわれない自由な心をもって生涯にわたり制作を続けた。
木版画は、版の限られた条件のなかで、画面の描線、色面などが生み出すマチエール(絵肌)に魅力がある。2人は世代こそ異なるものの、共に永瀬義郎の『版画を作る人へ』から示唆を受け、版に対して真摯に向き合い続けた。本展では、斎藤清と川上澄生のそれぞれの版表現のいろどりを紹介する。

開催情報

ジャンル
美術館

9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)、月曜日休館(10月8日は開館、10月9日(火)休館)

料金

一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小・中学生100円(50円)

※( )内は20名以上の団体料金、東武沿線美術館連携事業割引料金、M割料金
※毎週土曜日は小・中学生無料
※毎月第3日曜日は鹿沼市内の中学生以下の子どもと同伴のご家族は無料
※障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
※10月6日(土)、7日(日)は鹿沼秋まつり、11月3日(土・祝)は文化の日のため無料

出品作家

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