ヘスス・ラファエル・ソト「Pénétrable BBL Bleu」
18/12/7(金)~19/5/12(日)
エスパス ルイ・ヴィトン東京

Jesus Rafael Soto, Pénétrable BBL Bleu (1999, ed. Avila 2007). © Adagp, Paris 2018
エスパス ルイ・ヴィトン東京では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンによる「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの第6弾として、今は亡きアーティスト、ヘスス・ラファエル・ソトによるインスタレーション《Pénétrable BBL Bleu》を紹介する。本プログラムは過去3年にわたり、東京、ヴェネツィア、ミュンヘン、そして北京のエスパス ルイ・ヴィトンにおいて、未公開のコレクションを展示してきた。国際的なプロジェクトを通じて、その活動を広く一般に公開するというフォンダシオンの意向を、こうした展示を通して実現してきたのだ。
今回エスパス ルイ・ヴィトン東京は、フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションから、象徴的な作品である《Pénétrable BBL Bleu》(1999年、ed. Avila 2007年)を公開する。展示空間を覆う《Pénétrable BBL Bleu》を前に、人はただ観るだけではなく参加を迫られる。鑑賞者は作品の中を通り抜けることで、その動的で視覚的な作用に没入することができるのだ。《Pénétrable》シリーズを通じて、ソトは、空間は空虚な場所ではないことを私たちに想い出させ、実際に素材に触れる体験によって、目に見えないものを感じとらせる。