松岡コレクション 元気な文様たち 五彩・青花を中心に
19/2/20(水)~19/6/1(土)
松岡美術館
宋時代の青磁をはじめとする格調高い作品を作り上げてきた中国陶磁は、明時代後期になると文様、色彩ともに濃密でエネルギッシュな作風へと変化し、明から清への王朝交代期に向かって、より自由闊達な魅力を増していく。そこに描かれる草花、あるいは龍や獅子といった吉祥の動物文様は手慣れた筆さばきで、時に簡略化して描かれていた。こうしたやきものは江戸時代の日本にも渡来し、その屈託の無い風情で親しまれている。器面を闊歩する元気な文様が楽しめる。
同時開催:館蔵日本画 伝統芸能と音色の響き
創立者 松岡清次郎は自ら義太夫節に親しみ、文楽を題材とした絵画を多数蒐集している。今展では、文楽をはじめとして能や歌舞伎など伝統芸能を主題とした作品を中心に、画面から音色の響きが聴こえる日本画を紹介する。(会期中一部展示替えあり)