福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ
19/3/12(火)~19/5/26(日)
東京国立近代美術館
2018年に生誕120年を迎えた福沢一郎(1898-1992)。
1930年代の日本にシュルレアリスムを紹介し、前衛美術運動のリーダーとして活躍。戦時中は弾圧を受けるが、戦後は再び社会批評的な視点から人間群像の大作に取り組み、晩年は文化勲章を受章するなど波乱の人生を歩んだ。
福沢は「謎めいたイメージ」の中に込めた知的なユーモアによって、社会の矛盾や人びとの愚かな行いを諷刺的に笑いとばした。本展では油彩・素描・写真など約100点の作品から、福沢が時代の中でどのように社会と向き合い表現したのかを今日的視点から見直し、彼の作品を再評価していく。
いかなる社会状況にあっても、エスプリの効いた社会批評をしたたかに続けた福沢の表現は、普遍的な人間批評の実践として、私たちが現在直面している表現や言論をめぐる様々な状況を考えるヒントを与えてくれるだろう。
会場では担当学芸員による鑑賞ワークシートが用意される。福沢のシュールでユーモアにあふれたイメージを、いつもとちょっと違った角度から、謎解き気分で紹介する。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
10:00〜17:00、月曜(3/25、4/1、4/29、5/6は開館)、5/7(火)休館
※金・土曜は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般1200(900)円、大学生800(500)円
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。
※本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4-2F)、「イメージコレクター・杉浦非水展」(2F ギャラリー4)もご覧いただけます。