竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary
19/3/2(土)~19/4/14(日)
川崎市市民ミュージアム

退廃的な生活を送る美少年ジルベールと正義感あふれる少年セルジュ。この二人の主人公を中心に、ラコンブラード学院の寄宿舎で繰り広げられる代表作『風と木の詩』は、少年たちの同性愛、近親相姦、人種差別、虐待などのタブーに正面から取り組み、マンガ界のみならず、芸術表現の新しい扉を開いた。
『風と木の詩』『地球(テラ)へ…』『天馬の血族』などの名作を生み出し、マンガ界を革新・リードしてきたマンガ家・竹宮惠子。
今までに発表したマンガは、のべ180作品、2万6,000ページにもおよぶ。
1967年にマンガ雑誌「COM」に『ここのつの友情』が掲載されてから50年を記念した本展では、初公開となる『風と木の詩』の設定資料や、竹宮惠子の研究成果である精巧な複製原画「原画´(ダッシュ)」のカラーイラスト、貴重な肉筆原稿など約150点を展示し、マンガ家・竹宮惠子の足跡をたどる。